2019-01-01から1年間の記事一覧

わからないままの太宰治

恥の多い生涯を送ってきました。 中学生のころ初めて太宰を読んだ感想は「こういうことって小説にしてもいいんだ!」だった。自分の中にある認めたくない、見えないふりをしている気持ちが、そこに書かれているから驚いたのだ、たぶん。 以前、木村綾子さん…

スイミーでいること

こんなことわざわざ言うのもはずかしいけど、小・中学生の頃「変わってるね」と言われることが嬉しくて、あえてそういう行動をしていた節がある。「着眼点違うでしょ」みたいなところを見せたかったのかもしれない。恥ずかしい。シャープかよ。 アイディア勝…

じぶんの宇宙のことで精一杯

最近になって生きるのが前より楽になってきた。 じぶんの宇宙とひとの宇宙を分けて考えられるようになってきたからだと思う。今までもわかってはいたつもりだけど、誰かの態度に傷ついたりそれを根に持ってしまったり、人の目を気にしてしまうくせというのは…

ミスター・ドーナツの思い出

わたしが生まれ育った町には、デパートがなかった。 デパートどころか、大型スーパーも、ツタヤも、ブックオフも、マクドナルドも、ミスタードーナツも、この町にはなかった。お父さんの車に乗って隣町やその隣町へ行けばだいたいのことはこと足りたから、不…

自分のなかに原因をさがすこと

なにか問題にぶつかったとき、誰かとうまくいかなかったとき。どうやって解決してきただろう。 なんでわかってくれないんだろう…とか、あの人のこういう性質が…とか、誰かのせいにしてしまうこともたくさんあった。「人を変えるのは難しいし、すべきでない」…

だれかに勝つことよりも

「1500メートル、ゴール目前で、わたしのこと抜かしたよね」 初めて会った子にそう言われて、え、?と首をかしげた高校の入学式。よく聞けば中学時代の陸上大会で、ゴール前の直線で私に抜かされ4位になったのが、彼女だったらしい。正直、誰を抜いたかなん…

子どもになろう

31歳にもなってなんだけど、どんどん子どもに戻っていきたいと思ってる。 それは、人目を気にせず、自分の気持ちにすなおでいることを指している。そして眠いときに寝たり、友だちをジグソーパズルに誘ったりすることを、我慢しない、と言うことも指している…

わたしは今年もわたし

毎年、年末年始はその年を振り返ったり、石井ゆかりさんの年報を読んで目標を立てたりと張り切っていたのだが、今年はいい意味でぬる〜っと始まった。まだ12/29みたいな気持ちだ。 2019年は2018年の続きでしかなく、わたしはこのままわたしでいられたらいい…