働き者とリゾート

「リゾート」って自分に縁がないものだと思ってたんだけど、ごめんなさい。とんでもなかった。

リゾート、最高!

「再び」を意味する "re" と、フランス語で「出かける」という意味を持つ "sortir" の略である "sort" が合わさった単語で、「何度も通う場所」という意味が転じて行楽地となった。(Wikipediaより)
本来は行楽地全般のことを指すが、古典的な保養地(英語版)のイメージのように「風光明媚で、のんびりとリラックスできる場所」という意味合いが付加されることがある。(Wikipediaより)

先日、沖縄に行って2度目のいわゆる「リゾート」を体験し、考えを改めました。

働き者こそリゾートしてほしい。朝起きて、山を見て、海を見て、ご飯食べて、海を見て、散歩して、笑って、ご飯食べて、お風呂はいって、寝て。

広い場所で、のびのびと。強制的に、何もしない時間。
荷物もそんなに持たなくていい。
できれば、大事な人と、気の置けない人と、行ってほしい。

 

日々、溜まっていくもの

わたしは会社も仕事も大好き。だけど、毎日遅くまで会社にいると、いろんな思いが募ってくるのも事実。単純な身体の疲れだけではなくて、日々置き去りにしてしまっていることとか、家族を大事にしたい気持ちとか、だけどできていないことへの悔しさとか。いろんなものが溜まっていく。わたしにはそのことがつらかった。

リゾートは、それを洗い流してくれる。スカッと忘れさせてくれる。以前、写真家の石川直樹さんが「旅をして生きていると(大自然に触れると?)、自分の中身が入れ替わる感覚がある」とおっしゃっていた。

少し、分かる気がした。沖縄の空気を吸ったとき、青い海を見たとき、夕日が沈むのを見たとき。昨日まで考えていたことがどうでもいいことのように感じた。いつも張り付いているツイッターのタイムラインの情報が、違う世界のことのように感じた。見なくても全然平気だった。

たった3日間で、信じられないくらいリフレッシュできた。
大事な人を大事にできる、100%で笑える、素直な人間に変身できた。

 

自分にとってのリゾートを

きっと、その人にとって最適な"リゾート"があるんだと思う。わたしは、とにかく自然が好き。そしてなにより、家族との時間を大事にしたいと思っている。家族が幸せでないと自分も幸せだと思えない。

だから、"自然にふれる"、"家族と過ごす"以外に、やることがない今回の旅は最高だった。

だんだん自分のことがわかってきたので、こうやって定期的に出かけたい。家族だけじゃなくて、大好きな友人たち、ときには一人で、自然の中で過ごしたい。どこで生きていようと、絶対に自分にとって心地よい場所を見つけたいし、普段がんばるために、自分へのご褒美を自分の手で見つけ出したっていいのだ。

頑張ってるのに、大事なものをなくしていくなんて、悔しいじゃない。日々、忙しくて、大事にしたい気持ちを忘れがちな人にこそ、リゾート、してほしい。

 

ハー、またきれいな空気を、吸いたいな。

過ごし方も場所も、自由。
すべての働き者にリゾートを。